野鳥観察(バードウォッチング)というと、高い双眼鏡やカメラが必要なんでしょ?とハードルが高く聞こえてしまいますが、高層ビルの建ち並ぶ都会であっても、田園風景の広がる郊外であっても、どこにでも野鳥はいます。
ここで紹介するポイントをおさえると、いつもの通勤や散歩が見違えるほど楽しくなるかもしれません。
それでは順番にポイントを見ていきましょう。
野鳥はどこにいるのか
1.家の庭や街路樹、電線の上など
まず初めに紹介したいのが、私たちが普段暮らしている街中の景色の中です。
家にお庭のある方はお庭の中の木を見てみてください。
特に木の実がなる木があると、スズメやシジュウカラ、ムクドリ、ヒヨドリなどがいるかもしれません。また、都会に住む人は街中の電線を見てみましょう。スズメやドバト、ハシブトガラス(上を向いて鳴くカラス)などに出会えるかもしれません。
2.林や池のある少し大きめの公園
いろいろな種類の木があり、季節ごとに花が咲いたり、実がなったりします。時期によっていろいろな種類の
野鳥に出会うことができます。一年中みられる野鳥にはメジロ、エナガ、ヤマガラなどがあります。
また、公園の中の池は木の枝や葉に邪魔されず見通せることが多いので、野鳥を
見つけやすくお勧めです。水鳥以外も水浴びや水を飲みに訪れているのを観察できるかもしれません。
3.畑や水田など
畑や水田などの農耕地は耕した土から出てくる虫や収穫した農作物を狙って野鳥が集まっているかもしれません。水が張られたばかりの水田に現れるカエルを狙うサギや草の種子を食べる小鳥たちがいます。
4.山麓の丘陵地や雑木林など
標高500-600m程度の丘陵地など軽いハイキングで行くようなところやいわゆる裏山のような雑木林では、鳴き声を頼りに鳥を探すしかなく、少しハードルが上がります。ここでは、タカやフクロウなどの猛禽類に出会えるかもしれません。
5.川や干潟などの水辺
水辺での野鳥観察は視界を遮るものが少なく観察しやすいはずです。しかし、公園と異なり、川や干潟では野鳥の近くに行くことが困難なことも少なくありません。望遠鏡などがあると有利かもしれません。サギやカワウ、ウミネコなどに出会えるかもしれません。
最後に
意外と、身近なところで野鳥を観察できることが分かったのではないでしょうか。日常の楽しみが少しでも増えるといいですね。また、野鳥観察をする際には、主役である野鳥たちを怖がらせるようなことや、夢中になりすぎて私有地に無断で立ち入ることのないように気をつけましょう。
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